小さな恋の物語・第二章 act.1 直向きな少女 お絵描き少し載せました♪よろしかったら御覧くださいませ(*^-^*)

先輩飛影くんと、女の子蔵馬ちゃんの甘酸っぱいお話しの続きです。

告白したその後、です。


少し長めですが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
引き続き温かい目で… (*´ω`*)ゞエヘ



それでは、追記よりどうぞ~(*^-^*)





第二章 act.1 直向きな少女



春になりそれぞれ進級した飛影と蔵馬。

体育館では始業式に続き、各学年の新担任が発表されていた。
蔵馬のクラスは何年も前からこの学校にいるベテラン、竹中。
今年も同じクラスになった飛影、幽助のクラスはコエンマだった。その発表に二人揃って舌打ちをする。
ちなみに桑原は隣のクラス。担任は真田黒呼といったまずまずの教師だった。


退屈な始業式を終え、全校生徒がそれぞれ自分達の新しい教室へと戻りだす。



「せんぱ~い!!!」
体育館前、多くの生徒が残る廊下の真ん中で、始業式に珍しく顔を出した飛影に蔵馬が明るく声を掛ける。
この春の陽気に相応しい、爽やかな弾けんばかりの笑顔と共に。
「飛影先輩!おはようございます!」
久し振りに愛しの先輩を見付けた蔵馬が元気に挨拶をした。

「あぁ、お前か…二年になっても相変わらず騒々しい奴だな。」
眉間に皺を寄せ飛影が答える。
そんな様子などお構いなしに「先輩は相変わらず素敵ですね♪」と臆面も無く言う蔵馬。
その様子を傍にいた幽助と桑原が呆気に取られた顔で見ている。
「アホか。」



呆れ顔で言う飛影にもめげず満面の笑みを返すと、自分をポカンと見ているおまけの二人にも
「あ、浦飯先輩と桑原先輩もおはようございます。」
と、笑顔で挨拶をした。
その笑顔は恋愛感情を抜きにしても思わずドキッとしてしまうが、とりあえず突っ込む幽助。
「おいおい南野~俺らは素敵じゃねえの?」
「全くだ。目の前に世紀の美男子がいるってのによ。」…と、桑原。

「あ…」
もちろん蔵馬が飛影にぞっこんなのはとっくに理解している二人なので、冗談で言っているだけなのだが、素直な蔵馬がまたやってしまった…と、困惑気味の表情を見せる。

と、そこに
「貴様のどこが美男子だ。つぶれ顔が。」
飛影の鋭い突っ込み。

「あんだと飛影!このチビ!!」
「でかいくせに潰れてるよりマシだ。」
「言えてるぜ。」
「浦飯!てめ裏切んな!!」

そんな騒がしい男子中学生のやり取りをクスクス笑って見ていた蔵馬だったが、気を取り直し
「浦飯先輩と桑原先輩も、素敵ですよ。」とフォローした。

もちろん、飛影先輩が一番ですが。と心の中で付け加えて。




「先輩達が朝からいらっしゃるの珍しいですね。」
賑やかなやり取りが一段落したところで、蔵馬が疑問に思っていたことを問いかける。

「幽助に引っ張ってこられた。」
幽助を睨み付け、飛影がぼやいた。

「だってよ、新学期から遅刻すっと螢子の奴がうるせえんだもんよ!だけど俺一人で来ても暇だからよ、こいつらにも付き合ってもらったんだ~。」

「だからって家まで来やがって…良い迷惑だ。」
笑いながら話す幽助を再び睨み付けながら言い返す飛影。

そんな会話を聞き
「でも朝から先輩の顔が見れて私は嬉しいです!」
と、またもや照れもせず蔵馬が笑顔で飛影に語り掛ける。
その連続の蔵馬のラブラブ攻撃に、飛影は呆れたように溜め息を漏らし、幽助と桑原は少し気恥ずかしそうにそんな二人を見ていた。


「おぉお前ら、新学期初日に遅刻せずに来るとは感心だのぅ」
不意に背後から掛かった声。
悪ガキ三人が振り返ると、そこには相変わらずのじじぃ言葉で話す新担任…コエンマの姿が。

「げっ!コエンマ!!」
「幽助、先生と言え。先生と。全くお前らときたら…ん?南野も一緒か。相変わらず熱心じゃな。」
去年一年間、蔵馬を見てきたコエンマも蔵馬の飛影への執心振りはご存知だ。

「コエンマ先生、おはようございます。去年はお世話になりました」
コエンマに優等生らしく挨拶をする蔵馬。
そんな礼儀正しい姿に目を細めて頷き、
「これじゃこれじゃ。お前らも南野のようにワシを少しは敬え。」
続けて悪ガキ三人に向けて言葉を繋げる。


「「「誰が敬うか。」」」
それに対し、三人息ぴったりの返事。

「全く…。」
やれやれと言った様子のコエンマだが、飛影達が一年のときも担任だったらしいコエンマは、これでもこの三人が可愛くて仕方ない…と言った感じだった。

そんな様子を微笑ましく思いながら見詰める蔵馬にコエンマが思い出したように問い掛ける。
「おぉそうだ南野、裏庭のお前のお気に入りの花壇はどうじゃ?」

「はい、お蔭様で楽しくお世話してます。」
飛影をチラッと見ながら答える蔵馬に少し照れ臭そうに飛影が目を逸らした。

青春真っ只中の可愛らしい二人に優しい眼差しを向けるコエンマ。
「そうか、それは良かったな。今年もワシが顧問をしてやるから、頑張れよ。」
そう蔵馬に告げると職員室の方へと去っていった。
飛影の肩を意味有り気にポンと叩いて。


「あ、じゃあ私もこれで失礼します。飛影先輩、またお時間が出来たら、あそこに来て下さいね。」
コエンマを見送り、飛影にそう伝えると、返事も聞かないまま蔵馬も自分の教室へと向かった。
その走り去る姿を、何人もの男子生徒が振り返っていた。

「あの子、また綺麗になったんじゃね?」
その光景を眺めながら幽助がポツリと呟いた。
「あぁホントにな。あの歳であれなら大人になったときがオソロシイな」
幽助に賛同して桑原も言う。

その二人に「前と大して変わらん。」と溜め息交じりで答え、自分も教室のある三階へ歩き出す飛影だったが、彼もまたそう思っていた。

蔵馬との出会いから約一年、出会った頃より蔵馬は確かに綺麗になっていた。


クリクリとした大きな翠の瞳はそのままだが顎のラインは少しシャープになり、幼さが消えつつある。
身長もこの一年で10㎝は伸び、小柄な飛影の身長を追い越した。
長身な蔵馬は女子の中ではさらに目立つ存在になっており、一際目を引くようになっていた。


確かに…今でこれなら大人になったらどうなるんだ?


「な~に言ってんだよ飛影。おめぇだってそう思ってるくせに。やっぱあれだな、恋の力だな。」

飛影に近付き見透かしているかのような言い方でからかう幽助だが、飛影は動じない。
この手のからかいは散々されてきたので飽き飽きしているくらいだ。


「つーかよ、飛影、お前あの子どうする気だ?」
ほんの少し声のトーンを下げて桑原が問い掛ける。
なかなか成就しない恋にそれでも幸せそうな蔵馬の姿は、女の子にはとことん弱い桑原には可哀想にも見えていたのだ。

「どうもせん。あいつがそれで良いと言ったんだ」
その問いにスッパリと言い切る飛影。

「もったいねえな。あんな可愛い子、付き合っちまえば良いのに。」
男の素直な意見を述べる幽助に飛影は心の中で返す。



勿体無いなんて理由で付き合えるか。





「おい!おめーらどこ行くんだよ」
三階に着き、自分達の教室の前を通り過ぎる飛影と幽助に桑原が叫んだ。
「決まってんだろ、上だよ。コエンマの話なんか聞いてられっかよ。おめーは?」
「俺は三年は真面目にするって決めてんだよ。雪菜さんに釣り合うような高校に行かなきゃな」
その言葉に飛影の眉間がピクリとする。彼は私立の女子校に通う飛影の双子の妹にぞっこんなのだ。これも彼が蔵馬に肩入れする理由の一つ。
恋をする気持ちが判るのだ。

そんな桑原に「雪菜が貴様のような奴を相手にするか。」と飛影が、「俺が起こさなかったら初日から遅刻だったくせに。」と幽助が言い、二人の悪友は屋上へと向かった。



屋上へ着くと二人は柵を背にして座り込んだ。
幽助が胸ポケットからタバコを取り出し火を点ける。タバコを吸わない飛影は黙ったまま空を見上げていた。


「飛影、お前、ホントに南野と付き合ってねえの?」
煙を吐き出しながら突然幽助が切り出す。

「何だソレ」
いきなりの不可解な質問に怪訝な顔で返す飛影。

「だってよ、傍から見たら、お前ら付き合ってるように見えるぜ?」

確かに、学校でのやり取りだけを見ていたらそう思うだろう。実際付き合っていると言う噂も何度も立った。
だが、あくまで、『学校』でだけなのだ。

「去年一年間、俺があいつと学校以外の場所で会ってるの見たのか?」

「あ~…まあ確かにな…。」

二年生の間、それこそ放課後、夏休み、冬休み、春休み、飛影はほとんどの時間を一人…もしくは幽助や桑原と過ごしていた。
夏祭りやクリスマス、初詣、そういったイベントを蔵馬と過ごした形跡も無い。バレンタインにはチョコレートをもらっていたが、ホワイトデーに何かあげたわけでもなかった。

蔵馬との関わりはあくまで学校でのみ、それだけだった。

「じゃあ何で付き合わねえの?可愛いじゃん、あの子。見た目もだけど、中身も。螢子があの半分でも可愛げがありゃな~。」
「あったら付き合うのか?」
幼馴染みでお互いの気持ちも理解しまくってるくせに、ちっとも先に進もうとしないこの二人も相当おかしく見える。
「あぁ?まぁ…可愛げがあれば、こっちもアクション起こしやすいって事だよ。あいつと喋ってるとどーも喧嘩ごしになっからな。」
なるほど。長く一緒に居過ぎるとなかなかきっかけが掴めないってことか。

口に出さずに納得する飛影。

「でもよ、南野はあれだけストレートにきてるわけじゃん。あとはお前が首を縦に振るだけだろ。なんでそうしねえの?お前があんな風に扱う時点で、かなり気に入ってんだろ?」


幽助はある出来事を思い出していた。

二年のバレンタイン、二人で廊下を歩いているときにある女生徒が飛影に声を掛けた。
同級生の、一般的に見ても可愛いとされる部類の女の子だ。
飛影の性格と、蔵馬の存在を知っていて声を掛けるなんて、それだけで賞賛に値する行為だ。
それなのに、そんな勇気ある行動を取り、「話があるんだけど…ちょっと良い?」と言ってきたその女の子に対して飛影は「俺はお前に用はない」の一言で片付けたのだ。
泣き出してしまい、友人に慰められている様を見ても、飛影は眉一つ動かすことなく立ち去った。
自分も女に対して優しくするタイプではないし、飛影同様、すぐに泣く女なんてめんどくせぇと思うたちだが、これにはさすがに同情したのを覚えている。

それが、蔵馬に対してはあんなにも優しく接している。
見ようによってはこの方が残酷なのだろうが、飛影が好きでもなんでもない奴に優しくするわけがないことは自分にだって判る。

「わっかんねぇなぁ~。あ~んな可愛い子に言い寄られたら、俺でもグラってすんぜ。」
タバコをコンクリートの地面に擦り付け、火を消し、幽助は続ける。


「じゃあ聞くが、あいつは何故俺だと思う?」

「お前を好きな理由か?そりゃお前…ああいう女って今の時期お前みたいなちょっと怖そうなのに憧れたりするんじゃねぇの?」

「……だろう?」

「何が?」

「……今だけだ。」

「あー…そゆこと…。」

「来年はもういない。そしたらあいつもすぐに忘れる。その程度のものだ。だからそれまであいつの戯言に付き合ってやってるだけだ。」



「それってよ…失うのが怖いって事か?」そう言い掛けて幽助は止めた。
思いの外真剣な顔で答える飛影の姿に、何だか触れてはいけない部分のような気がしたからだ。
黙ったまま二本目のタバコを取り出し火を点ける。




自分に気を使って黙ってくれたのであろう幽助に少しの感謝をして、飛影は目を閉じ去年のことを思い返していた。






*************
「先輩が好きです」

そう言った南野に対して特に驚かなかった。
判っていたからだ。

まぁいつか言われるだろうと思っていた。突然過ぎて不意を付かれたが。

その後続く言葉も想像出来た。
「付き合ってください」
今まで告白してきた女たちはそう言ってきたから。そうしたら言うつもりだった。今まで通り、
「断る」と。


だが


「あぁ…良かった…。ちゃんと、言えた…。」


どこか満ち足りた顔。
そんなヤツの顔は中学生と思えないほど綺麗で、不覚にも言葉が出なかった。


キーンコーンカーン……


「あ…予鈴…。私教室に戻ります。先輩、またお時間のあるときに来てくださいね。」

そう言って、俺の返事も聞かずに去っていった。



次の日も何ら変わらなかった。
返事が聞きたいとか言われて待ち伏せされたり、教室まで来たりするかとも思ったが、そんなこともなくいつも通りだった。

俺の勘違いだったか?あれはそういう意味で言ったんじゃなかったのか?
そう思い始めた、その日の体育の授業前、勘違いではなかったことを理解した。


「せんぱ~い!!」

体育の授業の為に校庭へと向かう途中、一年の教室の窓から顔を出し、笑顔で手を振りながら声をかける南野の姿があった。
「お?南野…さん?」間の抜けた声を出す幽助。
俺も驚いたが、隣に居た幽助も驚いていた。
そんな俺達を他所に喋りだす。
「飛影先輩~おはようございます!」
いつも通りの俺に話しかけるときの嬉しそうな顔。ただ違うのは、こうして人前でしかも大声で声を掛けられたのは初めてだった。
アイツの隣に居る友人(確かぼたんとかいったか?)もびっくりした顔でこちらを見ている。
他のクラスメイトも何人か見ているようだった。

またあんなデカイ声で話しかけらてはかなわんと、少し近くまで歩いて寄ってやる。
「デカイ声で叫ぶな。相変わらず可笑しな奴だな」
少し睨みを効かせて言ったつもりだったのだが、それに臆することなく南野は言った。

「先輩は相変わらず、カッコイイですね♪」

「「「は?」」」
そこに居た俺と幽助とぼたんという女の三人がハモった。
聞き耳を立てていた何名かの教室の中の奴らも驚いている。

「ちょ…ちょっと蔵馬!!何言い出すの?」
「だって…もう先輩に気持ち伝えちゃったし…。」
慌てる友人にもお構いなしといった様子だ。

そのあまりの吹っ切れように俺も幽助も唖然だった。

「もう…蔵馬ってば…次美術だから美術室行くよ!」
焦る友人に引きずられるように連れて行かれるも、去り際、
「あ、先輩、あれ、冗談じゃないですよ」
と付け加えた。


その後、俺も幽助に引っ張られ、屋上に連れて行かれ質問攻めにあった。その日の体育はわりと好きなサッカーだったのに。




面白がる幽助を振りきって、昼休憩、あの花壇へと行った。
アイツの真意を聞きに。


校舎裏の角を曲がると、案の定南野は何やら楽しそうにバラを眺めていた。

足音に気付き振り返る。
「あ、先輩、今日も来てくれたんですね。二日連続なんて初めてじゃないですか?」

「お前…一体どうした?」
昨日とは打って変わって落ち着いた話し方をする南野に当然の質問をした。

「何がです?」

はぐらかす様な言い方にほんの少しの、苛立ち。

「先輩…座りませんか?」

落ち着き払った態度。
いつもと立場が逆転しているようだった。



無言でベンチに腰掛ける俺の隣、程よく間隔を空けて南野も座る。
よく判らない緊張感が走った。


暫しの沈黙の後、「これでも、緊張はしているんですよ。」と言い、大きく深呼吸し南野は静かに話し出した。


「本当は、先輩に拒絶されたらどうしよう…なんて少し考えたりして…怖かったです。
だからさっき、先輩が近付いて来てくれて、泣きたくなるくらい嬉しかった。
でも、昨日までの苦しさはもうありません。

昨日までは、先輩の傍にいると心臓が苦しくて張り裂けそうでした。心から何かが溢れ出そうとしているのを必死で止めている感じ。
昨日、先輩の笑顔を見て、私を名前を呼んだ声を聞いて、その止めていた物が溢れました。

それがあの言葉です。

だから今はすごくスッキリしてます。
先輩に気持ちを伝えられたから。」




そこまで話して再び深呼吸をする南野の顔は、言葉通り晴れ晴れとしたものだった。

ここまで純粋に、ただ自分の想いだけを伝えられたのは初めてで、柄にもなく顔が熱くなった。

だが、俺の考えは変わらず、
「止めとけ」
と告げた。
その言葉の意味が判らない、といった様子の南野に話を続ける。

「お前はただ、自分と真逆のタイプの人間が気になってるだけだ。一過性のものに過ぎん。だから、俺みたいのに深入りするな。」「嫌です。」


語尾に被せて拒否をする南野に少し驚いて顔を見ると、その翡翠の瞳がじっとこちらを見据えていた。
儚そうに見えるのに、それはそれは強い光を宿して。


「嫌です。止めません。」


「お前…。」
「先輩。」
俺の言葉を遮るように呼び掛け、強い光を放ったまま、南野は言葉を繋げる。
「どうして先輩が私の気持ちを決め付けるんですか?どうして、一過性のものだと?
私の気持ちは私のものです。先輩にだって否定されたくありません。」


初めて俺に浴びせられる強い口調に、らしくなく言葉に詰まった。


「それに…。
先輩、私のこと嫌ってはいない…ですよね?
だって、私の事、拒絶していない。
それなら、私は先輩を想っていたいです。」



確かにそうだった。
嫌いなんかじゃない。
嫌いな奴にここまで構わない。
だが…。


「私の気持ちに応えられないのは判りました。それならそれでも良いです。
…判ってましたし…。
ただ私に、先輩のこと好きでいさせてください。そしてその気持ちをほんの少し、伝えさせてください。
先輩が想われるのも迷惑だと、思うまでで…良いですから。」


強い瞳で語られる言葉。
こいつの気持ちは本物だと信じそうになるが、その考えを頭からどうにか追い出し、

「想うのはお前の勝手だ。好きにしろ。」

とだけ伝えた。


そんな俺に、南野は…嬉しそうに微笑んだ。










あれから約一年。
想っているだけで良いと言った南野は、今もその約束を律儀に守っている。


付き合って欲しいとも言わない。
必要以上に会いに来たりもしない。
俺を困らせないようになのだろう、あれから好きだとも言わなかった。


ただ偶然の出会いの際や、時折花壇で会うときに今日のような言い方で俺に気持ちを伝えるだけ。



「先輩、今日も素敵ですね」
「カッコイイです」
「会えて嬉しいです」




会うたびに何度も、何度も伝え、
少しずつ俺の心に染み込ませていく。


一過性の、気まぐれの想いなどではないことを俺に思い知らせるかのように。






続く

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

後書き


お疲れ様でした♪

蔵馬ちゃんの直向きな想いを書いてみました~(*^-^*)


これを書いているとき、私は中一の時好きだった先輩を思い出していたのですが、この頃ってこんな恋だったなぁって…。
片想いでも、なかなか会えなくても、好きでいるだけで幸せ~みたいな。
ある意味大人(笑)
たまに廊下ですれ違ったりしたら、それだけでその日はハッピーで。
必ず見れる全校朝会が楽しみだったり…。

今思い返してみれば何で好きだったのか判らないんですけど(^_^;)
でも若い頃ってそんなもんよね。
わけの判んない不良を好きになったりさ(笑)
ピュアだよね(。 >艸<)

大人になると将来性とか収入とか打算的な事が恋愛に組み込まれたり、嫉妬とか独占欲とかどろどろしたもんが出てきたりするけど、そんなものもなくて。

そんな、ただ好き。っていうモノを書きたいなぁと思って作りました。


そんな蔵馬ちゃんのイメージソングは
HYの『NAO』です(*>ω<*)


好きという
ただそれだけの 気持ちで動いた
大きな片想い


うん。こんな感じ♪

こんな蔵馬ちゃんの想いをほんの少しでも感じ取って頂けたら、この上ない幸せでございます。゚+.(・∀・)゚+.゚



ここまでご覧頂きまして本当に有難うございました!






拍手有難うございます!!
めちゃめちゃ嬉しいです!ヽ(*''▽''*)ノ

あ、ちなみに蔵馬ちゃんですが、一度振られますがちゃんと両想いになりますので、ご安心下さいませ(*^-^*)
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プロフィール

舞彩

Author:舞彩
名前/舞彩(マイ)
生年月日/19××年2月3日
出身地/一番人口の少ない県
趣味/飛蔵(蔵飛も少々)のお絵描きやお話し作り。カラオケ。冬限定で編み物。ダイエット(悲しすぎる趣味)
好きなモノ/飛影と蔵馬!!
チョコレート。和菓子。メロンパン。カフェオレ。紅茶。通販雑誌(見るだけってやつ)
嫌いなモノ/カメムシ(殺虫剤で死なない恐ろしい虫!)、カエル、シイタケ、グリーンピース
幽白歴/約22年。昔と変わらず(それ以上?)今もこの作品、そして飛影と蔵馬を愛しています!

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